施工事例
【大覚寺様】古き良き景観と新たな快適性をもたらす外構

- 施工場所
- 岡山市北区
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岡山造園が手掛けた、大覚寺の外構改修工事の事例をご紹介いたします。 A様邸のエクステリアプランでは、寺院という神聖な空間にふさわしい「和の趣」を大切にしながら、管理のしやすさと現代的な機能性を融合させることを重視しました。
まず、参道には洗い出し仕上げ(大磯)を採用しました。これにより、伝統的な風合いを演出しつつ、歩きやすく清掃しやすいアプローチを実現しています。訪れる方々が心地よく境内へ進めるよう、落ち着いた景観を意識しました。
広大な土間部分には、特に防草マサプレミックスを全面的に敷設しました。この素材の最大の特長は、雑草の生育を強力に抑制し、コケやカビの繁殖も抑える点です。これにより、広範囲にわたる草むしりという、寺院管理における大きな負担を大幅に軽減することができました。写真からもお分かりいただけるように、土間全体が均一で美しい状態に保たれており、常に清潔感あふれる境内を維持しています。
防草マサプレミックスは、敷きならし、転圧、散水というシンプルな工程で施工が可能であり、短期間での工事完了に貢献しました。また、環境基準をクリアした安全な品質であり、アスファルトなどに比べて夏場の照り返しを緩和するヒートアイランド現象の抑制効果も期待できます。寺院という自然と共生する場所において、環境に配慮した素材選びは重要なポイントでした。
境内には、歴史を感じさせる石燈籠や多重塔、そして風格ある松の木が配置されています。これらの伝統的な要素が、防草マサプレミックスによって整えられた広々とした土間と調和し、全体として洗練された静謐な空間を創出しています。石造りの地蔵菩薩像も新たな配置場所を得て、境内の精神性を高めています。

