第10回 失敗の原因 検討する時間が短いBの巻
2017.03.24  

《前回のおさらい》

外構(エクステリア)を検討するタイミングは住宅ローンの契約をする前がベスト。

外構(エクステリア)の計画を家の工事前に決めることで無駄な出費を抑えることができる。

《本編》

外構(エクステリア)を検討する一番理想的なタイミングに住宅ローンの契約を締結する前を選んだ2つ目の理由が、“外構(エクステリア)の工事費を住宅ローンでまかなえる”という点です。

お客様の理想的な内容で外構(エクステリア)工事のプランをした場合、当初の資金計画で見込まれていた金額をまず間違いなく上回ってしまいます。

住宅メーカーによっては価格競争に負けないために、外構(エクステリア)工事の予算をギリギリまで削ったり、ほとんど計上しないことを慣習とする会社もあります。

本来であれば、家のクラスや敷地の大きさに合わせた外構(エクステリア)の計画を立てることで、より家を立派に見せたり、引き立たせることを考え資金計画を組むことが望ましいのですが、 なかなかそんな理想的な計画を立てられる住宅メーカーや営業マンは稀です。

その結果、ほとんどのお客様が住宅ローンの契約が終わったタイミングで外構(エクステリア)工事の費用が足りないという状況に直面するのです。

しかし、住宅ローンの申し込みを行う前であれば、事前に外構(エクステリア)工事の費用も住宅ローンに組み込むことで、予算が足りないという状況を防ぐことができます。

しかし、住宅ローンは借入額の増額が容易ではありません。

住宅ローンはお客様の年収や家族構成・勤続年数などを総合的に審査して、貸付金の金額を決めます。

この金額が一度決まってしまうと、後で

「やっぱり、もう少し必要だから借入額を増やしたい・・・・」

となっても借入の増額は難しいのです。

こういった事態を招かないためにも、お客様が理想とする外構(エクステリア)の予算を住宅ローンの申し込み前に知っておくことが重要なのです。

様々なローンの中で住宅ローンほど金利が低く、優遇されたローンはありません。

出来ることなら、外構(エクステリア)工事の費用も住宅ローンでまかなうことをお勧めします。



― 失敗しないための ―
外構(エクステリア)講座

  ■第1回
昔の外構(エクステリア)と
今の外構(エクステリア)の巻
  ■第2回
外構(エクステリア)
の情報は少ないの巻
  ■第3回
外構(エクステリア)
の情報不足の原因の巻
  ■第4回
外構(エクステリア)
とは何かの巻
  ■第5回
外構(エクステリア)
と車の違い@の巻
  ■第6回
外構(エクステリア)
と車の違いAの巻
  ■第7回
外構(エクステリア)
と車の違いBの巻
  ■第8回
失敗の原因
検討する時間が短い@の巻
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検討する時間が短いAの巻
  ■第10回
失敗の原因
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  ■第17回
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  ■第20回
お互いの理解と信頼の先にはの巻